No.18「戦隊長の一日」

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 一三○三時
 今朝よりの関心事について若干の調査(内容は機密事項)
 陸戦ユニットの作戦指揮官と昼食・談話。より一層の理解を深める

 一四二一時
 D3区の0号通路にてSRT将校と下士官の深刻なトラブルに遭遇
 戦隊長指揮官の務めとして裁定を試みる
 その後 戦隊副指令の助力で事なきを得る

 ……テレサ・テスタロッサ大佐の日誌より


 TDD-1はメリダ島でドック入りして整備を受けている。
 そのため今日はちょっとした休日となり、普段のきな臭い戦闘とは違ってのんびりとした時間を過ごすことが出来る。
 とはいえ、朝から下着姿の半裸状態で艦内を歩き回った挙句それを相良軍曹に見られ、格納庫ではメリッサが無人機動の実験と称して高価なM9にタンゴを踊らせて失敗し、おまけにお気に入りのぬいぐるみが行方不明と懸案事項は尽きない。

 ぬいぐるみを探すため記憶を辿っている内、カリーニン少佐から夜中に電話をもらったことを思い出したので、その内容の確認をするため少佐の部屋に出向いた。

「……大佐殿、何か?」
「ちょっとしたヤボ用なんですけど、御邪魔でしたら出直します」

 少佐はエプロン姿でワインボトル、スプーンを手にしていた。

「いえ、どうぞお入りください」

 どうやら料理をしていたらしく、部屋にはいい香りが漂っていた。

「お昼まだでしたら召し上がっていきませんか? ちょうど特製ボルシチを作っていたところなのです」
「いいですね! 御馳走になります!」

 普段厳しいカリーニン少佐が料理をするとは意外だった。何でも昔妻が作ってくれていたボルシチの味を再現しようと試みているらしい。

「少々お待ちください……あとおよそ二四五秒で完成予定です」
「はい?」
「では、二四一秒後に」

 そう言って鍋をかき回す少佐の動きは機械的な動きで、料理していると言うより工場の生産ラインで働くロボットのようだ。

(料理……ですよね?)

 きっちり同じタイミングで鍋をかき回している少佐の奇妙な動きに、完成する料理がどんなものなのか一抹の不安を覚えた。

「カリーニンさん、昨日私に電話くれました?」
「肯定です」
「ごめんなさい、ちょっと寝ぼけてて記憶があいまいで……」
「早期警戒システムのテスト実施許可を求めたのですが、覚えていらっしゃらない?」
「あっ……」

 思い出した。そういえば昨日の夜、テストの許可を求める電話に出て好きにやっちゃってくださいと言っていたっけ。

(その時に後で見に行くから先に始めてて欲しいと言って……何をしたっけかなぁ)
「大佐殿からはテストを後で見に行くから先に始めててくれ、とのお返事を頂きました」

 ここまでは概ね記憶通りだ。ただ、寝ぼけた自分は突拍子もないことを口走ったり不審な行動に出たりするので、まだ不安が残る。

「その後○三○○時頃、艦長はお見えにならないとマデューカス中佐から連絡があったので撤収してしまったのですが……」
「マデューカスさんから!!?」

 よりによってメリッサに飲まされたお酒でへべれけになっていた時、一番会ってはならない人物に会ってしまったらしい。
 恐らく、酔っ払った自分を見てテストを見に行くのは不可能だと考えた中佐が一報を入れたのだろう。

(あぁ……最悪……)


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 二四一秒後、ストップウォッチのアラームを合図に火を止め、試験紙を使ったphの確認を最後の少佐の料理は終了した。

「うむ、完成です」

 出来上がったボルシチの入った鍋をテーブルの鍋敷きに持ってきた。

「お口に合うといいのですが……」

 そう言うと鍋の蓋を開け、皿にボルシチを注いだ。今まで嗅いだことのない変わった香りがする。

「ちょっと不思議な感じだけど……いい匂い」
「香りについてはこれまでの"試作品"で最高の出来だと自負しています」
「試作品……?」

 やはり料理を作るというか、どこか新兵器の開発テストをしているように思えてならない。

「これは亡き妻が得意としていた料理なのです。当時軍の任務で家を空けることが多かった私は度々妻から責められていました……」

 カリーニンが料理のエピソードを語り始めた。

「しかし、家に帰るといつも決まってこのボルシチを出してくれたのです。特製のレシピだったのですが妻は病で死に、謎のままになってしまいました」

 そこでカリーニンは妻のボルシチを何とか再現しようと、余暇の度にあらゆる食材を投入し、入念にデータ分析を繰り返し、試作品を作り続けた結果ある結論に達した。

「これまでボルシチに足りなかった素材、それは……ココアパウダーとミソペーストなのです!」
「は?」
「ココアパウダーとミソペーストです」
「ぼるしち……ですよね?」
「はい、ココアと味噌は欠かせません」

 そういえば、スープが異様に黒ずんでいるような気がする。香りも素材を知ってから嗅ぐと何とも言えない匂いに思えてくる。

「さあ、亡き妻の料理の完成型をお召し上がりください」
「い……いただきまーす…………」

 ここまで来ては断る訳にもいかず、恐る恐る"カリーニン特製ココアパウダーと味噌入りボルシチ 〜亡き妻イリーナの一品の再現ヴァージョン〜"を口に運ぶ。

(う……匂いが……)

 立ち上る香りに息を止め、一気に口に入れた。

「うぷっ!!」

 そのあまりに常識外れな味は何とも形容しがたかった。

(な、何この未知の味……温かいドクターペッパー!?)

 口の中に広がるその謎めいた味は、テッサの舌をぴりぴりと刺激し、まるで味覚を感じないはずの歯や歯茎でも味を感じているような錯覚まで覚えるほどだった。

 何とか飲み込んだものの、喉を通過したところで体がしゃっくりのように反応して危うく逆流しそうになる。

(ぐっ……うぅ……すごい味…………)

 その後も食道を通る間中背筋がぞわぞわする感覚を残し、毛が逆立ってしまう。しかし悪い思いをさせてはいけないので、何とか引きつった笑顔を作った。

「お、おいひぃですね〜……」
「そうですか……亡き妻のボルシチ、最初に大佐殿に味わっていただき光栄です」

 普段締まった顔で冷静なカリーニン少佐が笑顔を見せる姿を見ては、ますます言いづらい。

「では私も」

 そう言って少佐もボルシチを口に運んだ。

(さすがに……気付くよね?)

  キュルル……

(!!……あれ?)

 神経がまだ口に余韻の残るボルシチの味から下半身へと向かう。妙なものを食べて胃がびっくりしたのだろうか。

(気のせい、かな)

 違和感を感じたが、一瞬のことだったし思い過ごしかも知れない。

「うむ……この味だ」
「えっ……?」

 どうやらカリーニン少佐にとっては会心の出来で、味も目指していたものらしい。話によると、妻はロクデナシ呼ばわりしながらも必ずこのボルシチを出してくれていたそうで、何故か少佐がうまいと言うとそれを疑っていたとのことだった。

(それってただの奥さんの嫌がらせじゃあ……)
「大佐殿、どうかされました?」
「い、いえ何も」 
「さあ、どんどん召し上がってください」
「はあ……」

 震える手で再びスープをすくい、口に運んでいく。2度目の襲来ということで、今度は体がびっくりすることは無かったが味は同じままだ。

(うー……)

  グゥゥー……

 やはり気のせいなどではなかった。体は慣れないものや刺激物を受け入れるとそれを安全のためにできるだけ素早く外へ出す仕組みになっている。今、それがテッサのお腹で起きていた。

  ゴポッキュゥー……

(痛っ……お腹が……)

 明らかに腸の動きが活発になっている。胃の中に飛び込んできたボルシチはテッサの内臓を活性化させるには十分だった。痛みだけでなく猛烈な便意も感じる。

「やはりあのボルシチだ。病で死ななければ今も妻の手からこれを食べることが出来たのですが……」

 カリーニンは感慨深げにこのボルシチをパクパク食べている。最早味覚音痴を通り過ぎて別な次元へ飛び込んでいた。

(あんなに嬉しそうなカリーニンさんの前でお腹が痛くなったなんて言えない……!!)

  ゴロゴロォ〜〜ギュルルゥ……

 いよいよ本格的に痛くなってきたが、満面の笑みで食事を続けるカリーニンには言い出せなかった。テッサの優しい性格は部隊の士気に大いに貢献しているが、今は自分を追い込んでいる。

「そ、そうなんですかぁ〜……でも出来上がってよかったですねぇ……」

 苦笑いを作りつつ、何とか話を合わせていく。そうしている間にも、勧められるままに4口ほどボルシチを食べてしまった。

  ゴロゴロッ……ゴポッ……グキュルルゥ〜 

(お腹痛い……トイレ行きたいよぉ……)

「艦長、どうかされましたか?」
「いえ……あ、あの私マオ曹長とASについてチェックしなければならないので、もう行かなくてはならないんです!」

 苦し紛れの嘘だった。メリッサは今頃格納庫でさっきのASの失敗の被害評価を出しているはずだ。

「そうだったのですか。そうとは知らずお引止めしてしまって申し訳ございません」
「いいんです……じゃあ、ボルシチ御馳走様でした」
「こちらこそお付き合いいただいて光栄です。では」

 "一三四五時 カリーニン少佐の自室より退去"

 見送りに来た少佐に頭を下げ、ドアが閉まるとトイレに向かって足を進める。お腹はしきりにゴロゴロ鳴って内容物を消化しないまま出口へと押しやっている。

  ギュゥゥ〜ゴロゴロ……ゴボボッギュルル……

「うっ……痛い……は、はやくトイレ……」

 もういつものようにしゃんと背筋を伸ばすことも出来ない。少しでも体を起こすとすぐお腹に響くのだ。両手をお腹をかばうように当て、上体を少し折った姿勢でトイレを目指す。

  グギュゥゥ……ゴロゴポッ……ゴロロォ〜 ゴボボボッ

(トイレ……トイレに……)

 少佐の部屋から女子トイレまではほんの通路を20m位なのだが、今のテッサにはそれが100mにも感じられるほど遠い。お腹の中にドロドロになった未消化物を溜め込み、下剤の如く腸を刺激しまくるボルシチと闘いながら、それでも一歩一歩足を進めていく。

 わずか6歳にしてアインシュタイン方程式を解いた天才の脳も、今はとにかくトイレで思い切りこのお腹にある溶けた汚物をぶちまけたいという事だけしか考えられない。ひっきりなしに襲う腹痛と強烈な便意に顔は歪み、脂汗もにじんで自慢のアッシュブロンドの髪が額に張り付いている。


 "一三四八時 体調に異変を感じる。一時関心事についての調査を中止、体調の回復を最優先とする"


 やがて通路の端で角を曲がると、女子トイレが見えた。

(はぁ……何とか辿り着いた……ッ!!)

  ゴロゴボゴロゴロォ〜グポッ グギュウゥ〜 

  ブピピッ

(や……も、もうちょっとだからっ!!)

 トイレを見て体が無意識のうちに反応してしまい、危うく暴発しそうになる。

 お腹を押さえつつ女子トイレに入り、一番手前の個室に滑り込んで下着を大急ぎで降ろした。

  ブボボボーッッ!! ビジュビヂチビチブビビィィイイ!!

「はぁ……うっ……ぐっうぅ……」

 下着を降ろしてお尻が便座に着いた途端、固く閉じていたお尻の穴がぐばっと開いて便器の中で下痢便を爆発させた。お腹はまだ痛むが、我慢から解放されて幾分気持ちは楽になる。

  ギュゴロロォ〜……キュゥー……

  ビジュブリブリリイィィッッ!! グジュブビビッピビビバブォッ!!
  ブリブリビチビチビヂジュビチビチブリブビィッ!!!


「ふ……ぅ……うっ! ぐぅ……」

 一刻も早くびちびちに溶けた下痢便を体外に排出しようと、体が勝手に気張ってしまう。汚らしい音を立てたくないのに、自分の意志ではそれを制御できない。

(酷い音…他に誰もいないよね……?)

  プピピブピブヂッ!! ブッ! ブリリリッ!! ブリビジュビチュブチュ!!

「あぁ……はぁ……はぁ……うあぁ……」

 洋式便器の中は既に茶色い飛沫が一面に飛び散って、純白の本来の姿は跡形もない。水面には昨晩の夕食の面影を残す黒や緑の未消化物が茶色い泥状の便に混ざって浮かんでいる。
 トイレの中は下痢特有の薄い硫黄と腐敗した卵のような悪臭が充満し、換気扇から基地の外へと向かっている。硫化水素が発生している証拠だ。
 ミスリルという巨大組織の片翼を担い、TDD-1の乗員に加えてメリダ島基地の兵士を指揮する戦隊長でありながら、その可憐な容姿と温和な性格からお姫様とも呼ばれる16歳の少女がこの臭いの発生源だと誰が信じようか。

  ブリブリブリブリブリブリブチャ!!
  ブチャベチャビチビチビチビチビチビチ!!
  ブビッッ!! ブポビチビチブブブブブブーーー!!

 両手でお腹を抱えるようにして背中を少し丸め、足をぴったり閉じて便座に座っている。その足の向こうでは膨らんで口を開いた大砲が次々とぴーぴーになったお腹の中身を撃ち出していた。
 既にかなりの量を便器にぶちまけているが、艦長という立場上1日の大半をブリッジで過ごす生活習慣が身に着き、トイレには殆ど行くことのないテッサのお腹にはまだ実弾が残っている。
 肩で息をする度に上下する、汗で光る白いお尻の真ん中から次々と黄土色をした泥が吐き出され、水面に、はたまた便器の側面にと弾けていく。

  ジュボポッッ! ビヂブピブピブボボポッ!! プウウゥゥゥゥーーッ!!
  ブジュグジュジュビチッ!! ピブッ! ビビビビビィィィビィッッ!


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「はぁ……はぁ……ふんん!」

  ブゥウウウーーッッ!!

 断末魔の叫びと呼ぶにふさわしい爆音を最後に、テッサのお腹から痛みが引いていった。

(うぅ……音も臭いも酷い……恥ずかしい……)

 終戦を迎えた便器の中は、まるでクラスター爆弾で爆撃を受けたように壁中に茶色と黄土色の下痢便が飛び散っていた。その中心の水面はもう水が見えない。
 ボルシチに入っていた香りづけのパセリ、夕食のニンジン、元が何だったのか分からなくなった黒い粒子などが黄土色のドロドロに溶かし込まれ、ミートソース状となって水があるべき場所に浮かんで溜まっていた。
 臭いも酷く、消化不良でバランスを崩した腸内で産生された硫化水素や未消化物の放つ腐敗臭にも似た悪臭が混ざり合って酸っぱい臭いに変化している。
 この異臭を放つ大量の下痢便とガスはすべて、アッシュブロンドの髪に大きな瞳と長い睫、身長158cm体重45kgのお姫様から生み出されたのだ。
 普段のテッサからはとても想像できない程汚く、臭い汚物ををよくこんな小さな体に溜めておけたものだ……。

  ガラガラガラガラ……ビリッ

(おなかピーピーになってる……)

 お腹の状態がひと段落して戦後処理に入る。激烈な勢いで叩き付けた反動で跳ね返った水と、激戦を繰り広げた肛門に残る敗残兵を拭きとっていく。
 ペーパーには薄い黄色のシミが付着していた。どうやら思いのほか酷くお腹を下したらしく、どろどろに溶けた下痢便以外にも殆ど色の無い水様便が一緒になって吐き出されていた印だった。

  コポポ……

(!?)

 お腹がまた動いたのを感じて一旦手を止め、再び便座に座って息んでみる。

「んっ……んんっ……」

  ぷぅうう〜……

 しかし出てくるものはなく、わずかにガスが放出されただけだ。

(出るなら出てよぉ……)

 何とも予測し難いお腹の動きに不安と少々のイラつきを覚えながらも、取り敢えず処理を終えた。

  ゴボジャァアーーーーー……

 テッサを内側から苦しめていた爆弾が渦を巻きながら下水へと流されていく。

(臭いどうしよう……)

 しかし散々テッサのお尻や吐き出された汚物から放出された悪臭は、水と一緒に流れてくれるはずはない。今も女子トイレを占領してテッサの鼻を刺激し続けている。
 このままでは後にこのトイレを使う人に知られてしまい、下手をすればお腹を壊していたことがバレてしまう。軍人とはいえ年頃の女の子にそれは恥ずかし過ぎる。
 とにかく臭いを少しでも抑えるべく、換気扇の出力を上げて洗面台に置いてあった消臭スプレーを目いっぱい振り撒いて臭いを拡散、願わくば消臭成分によって消されるようにしておいた。

 すべての作業を終えると、洗面台で手を洗って"子犬のぬいぐるみ捜索作戦"に戻る。


 "一四一五時 体調に回復の兆し。経過を観察しつつ関心事についての調査を再開する"


 ぬいぐるみの手がかりであるマデューカス中佐に会うべく5分ほど歩いて0号通路に出ると、再びお腹が動き始めた。

  コポッ コロロ〜

「あう……また……?」

 しかし今度は便意は感じない。ただお腹が痛いだけで、お尻の穴に詰め寄ってくるような感覚もない。恐らく空になってもまだ腸が蠕動運動をしているのだろう。
 とはいえ、痛いものは痛いので少しでも楽な姿勢になるために壁で体を支えながらお腹をさすってみる。

「ううー……半皿しか食べてないのに……オナカが……」

 あの相良軍曹が上官の昼食の誘いを断る理由が分かった。この化学兵器に酷い目に遭っていたからだ。

(今度からは私も気を付けないと……)

 任務中じゃないことを心からありがたく思うばかりだ。

 通路の向こうからウェーバーが駆け寄ってきたかと思うと、コンテナの隙間に隠れて行った。

「俺はあっちに走って行ったってことでよろしく」

「ウェーバーさん? どうしたんですか……」

 すると更に人影がもう一つ。

「ウェーバーを見かけませんでしたか!?」

 またウェーバーが悪戯でもしたのだろう、血相を変えて追いかけていたのは中尉だ。

 …………見つかったウェーバーと中尉のやり取りを見ていると、こんな一日が続いても良いと思った。

 ……血なまぐさい戦争よりこうやって喧嘩して怒られて……平和に過ごすのが一番だ。

 いつの間にかお腹も治って、いつものミスリル西太平洋戦隊隊長「テレサ・テスタロッサ大佐」に戻った……。

 日誌には一日の行動を細かに記すことになっているが、さすがにお腹を壊してトイレに駆け込んだことは恥ずかしいので削除した。


 一三○三時
 今朝よりの関心事について若干の調査(内容は機密事項)
 陸戦ユニットの作戦指揮官と昼食・談話。より一層の理解を深める

 一四二一時
 D3区の0号通路にてSRT将校と下士官の深刻なトラブルに遭遇
 戦隊長指揮官の務めとして裁定を試みる
 その後 戦隊副指令の助力で事なきを得る

 尚、一三四五時から一四一五時までの行動についてはプライベートな事のため、機密事項とする

 ……ミスリル西太平洋戦隊隊長兼TDD-1艦長 テレサ・テスタロッサ大佐の日誌より


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